8章CE 類題4-2(140814)          TOP-CE


[問題] 次の問い(問1〜 3)に答えなさい。必要があれば, 原子量は次の値を使うこと。H = 1.0, C = 12, O = 16.


問1 直鎖のアルカンの炭素数(1〜8)と沸点の関係を表わすグラフとして最も適当なものを, 下図1の@〜Eのうちから一つ選びなさい。 答30(  )


問2 次の操作1〜5からなる実験を行った。下の問い(a・b)に答えなさい。

 操作1 試験管Aにエタノールをとり, 二クロム酸カリウム水溶液, 希硫酸, 沸騰石を入れた。

 操作2 下図2のように試験管Aを加熱し, 生じた物質を水の入った試験管Bに捕集した。

 操作3 試験管B中の水溶液の一部をとり, これをフェーリング液と反応させた。

 操作4 硝酸銀水溶液とアンモニア水を用いて, 別の試験管にアンモニア性硝酸銀水溶液を調製した。

 操作5 アンモニア性硝酸銀水溶液の入った試験管に, 試験管B中の水溶液の一部を加え, 60〜70℃に加熱した。


 (a) この実験は換気のよい場所で行った。使用した試験管のうち, 刺激臭をもつものを, 使用した試験のうち, 次の@〜Dのうちから一つ選びなさい。 答31(  )

 @ 二クロム酸カリウム水溶液  A 希硫酸  B フェーリング液  C 硝酸銀水溶液  D アンモニア水


 (b) この実験に関与する記述として誤りを含むものを, 次の@〜Dのうちから一つ選びなさい。 答32(  )

 @ 操作1で, 沸騰石を入れるのは, 急激な沸騰(空沸)を防ぐためである。

 A 操作2で, 下図2のように試験管Bを氷冷するのは, 生じた物質を確実に液化させるためである。

 B 操作3で, フェーリング液と反応した物質は, ホルムアルデヒドである。

 C 操作4で, アンモニア水が少ないと褐色の沈殿が生じる。

 D 操作5で, 試験管の内壁に銀が析出した。


問3 酢酸エチルは, 濃硫酸を触媒として酢酸とエタノールから合成できる。酢酸 2.0 mol とエタノール 8.0 mol を反応させたところ, 酢酸エチル 88 g が得られた。酢酸の何%が酢酸エチルに変化しましたか。最も適当な数値を, 次の@〜Eのうちから一つ選びなさい。 答33(  )%

 @ 42   A 44   B 50   C 83   D 88   E 100


         (image557)

 図2で, 1:エタノール, 二クロム酸カリウムおよび希硫酸の混合溶液 (沸騰石も存在) 2:温水 3:氷 4:水