4章A 類題3-1(090819) TOP-A
[問題] 次文を読んで下の各問いに答えなさい。
可視光線の単色光は, 長波長から短波長の(ア)nmの波長の連続的変化で, (イ), 橙, 黄, 黄緑, 緑, 青緑, 青, 青紫, (ウ)などの色に変わって行く。これをスペクトル色という。種々の波長を含む複合光の色は, 波長の分光組成によって変わる。各波長の光を均等に含む等エネルギースペクトルは(エ)色で可視光測定の基準値になる。太陽光は種々の可視光の波長を含み(エ)色となる。
複合光の分光組成が決まると視感覚の分布係数を用いて色表示の数値化ができる。試料光の色表示の数値化は次のように2つに分けられる。
(1) 分光組成の測定によるもの…(オ)方法。
(2) 3つの基本単色光の波長(基本刺激)を加色混合して試料色光に等色した場合の基本刺激の混合量で表すもの…(カ)方法。たとえば, 3つの波長680(赤), 580(黄), 475nm(青)の単色光を3つの基本刺激として加色混合するとどんな色刺激にも等色されるという経験則から,
3つの基本刺激を加色混合して試料色光に等色した場合の基本刺激の混合量で表す。基準の単位は, 加色混合して等エネルギースペクトルの(エ)色光に等色したときの3つのそれぞれの基本刺激量(三刺激値)である。
試料の色表示は, 心理的考察に基づいて, 上述の波長に基づく(イ), 橙, 黄, 黄緑, 緑, 青緑, 青, 青紫, (ウ)などの色相のほかに, 明度, 彩度で決まる。色相, 明度および彩度を色の(キ)性という。
光のスペクトルに現れる色相すなわち(イ), 橙, 黄, 緑, 青, (ウ)を円形上に配置したものを色相環という。色相環の円の各直径の両端に位置する2つの色は互いに(ク)色(それぞれの色の光を適当な割合で混合させると白色光になる)の関係にある。
色づいている物質はその成分中に色素が存在する。色素を大きく2つに分けると, 染料と(ケ)になる。いま, ある色素が赤くみえるとき, この赤色の色素は, 種々の可視光を含む太陽光中の(コ)色を吸収して(ク)色の赤色を放出していることになる。
問1. 上文の(ア)〜(コ)に次の[語句・数]から適切なものを選んで入れなさい。
[語句・数] 1000〜550, 780〜380, 800〜450, 白, 赤, 緑, 紫, 三色測色, 属,
補, 顔料, 三属, 分光測色
答
問2. 下の図Iは, ベンゼンを出発物質として赤色染料パラレッドを合成する経路を示したものである。化合物(オ)の分子式はC8H8N2O3であった。化合物(オ), (カ)および(キ)は二置換ベンゼンであり, それらの芳香環に含まれる水素原子の1個を臭素原子に置換したときに得られる化合物(臭素置換体)の構造異性体はそれぞれ2種類であった。
図I(image251)
(1) 図Iの(ア)〜(ク)に該当する化合物の構造式を図I中の赤色染料のパラレッドにならって書きなさい。
答
(2) 赤色染料パラレッド分子中に含まれる発色団と助色団は何ですか。上図Iのパラレッド分子構造式の中に丸印で示しなさい。
答