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問1の答
(1.天然) (2.合成) (3.半合成) (4.光合成) (5.同じ) (6.5n) (7.(C6H10O5)n) (8.アミロース)(9.α) (10.脱水)
(11.α-1,4グルコシド) (12.β) (13.β-1,4グルコシド) (14.アミロペクチン) (15.α-1,6グルコシド) (16.アミラーゼ)
(17.セルラーゼ) (18.単) (19.鎖状) (20.アルドヒド) (21.還元) (22.3) (23.ヒドロキシ…ヒドロキシルともいう)
問2
(1) の答 94.4 g
ヒント
デンプンの加水分解による反応式は次のようになる。この反応式からデンプン 1molから
n mol のグルコースが生じることが分かる。
(C6H10O5)n + nH2O → nC6H12O6
したがってデンプン85gの物質量mol は, デンプンの分子量 (12×6 + 1×10 + 16×5)×n
= 162nより
85/162n [mol]
生成されるグルコースの物質量mol は
(85/162n)×n = 85/162 [mol]
生成されるグルコースの質量gは, グルコースの分子量 (12×6 + 1×12 + 16×6) = 180より
180×(85/162) = 94.4 g
(2) の答 85.0 g
ヒント
単糖類のグルコース C6H12O6は次式のように脱水によってニ糖類のマルトースC12H22O11へ変換される。
2C6H12O6 → C12H22O11 + H2O
マルトースの物質量molは, 上式と(1)で得られたグルコース 85/162 [mol]から
(85/162)×(1/2) = 85/324 [mol]
マルトースの質量g は, 分子量 (12×12 + 1×22 + 16×11) = 342から
(85/324)×342 = 85 g
(3) の答 反応式
2[Ag(NH3)2]NO3 + HOCH2CH(OH)CH(OH)CH(OH)CH(OH)CHO + H2O
→ 2Ag + HOCH2CH(OH)CH(OH)CH(OH)CH(OH)COOH + 2NH3 + 2NH4NO3
ヒント
水溶液中の鎖状グルコースはアルデヒド基-CHOが存在するために還元性を示す。したがって硝酸銀AgNO3を加えると銀Agが析出され鎖状グルコースのアルデヒド基-CHOはカルボキシル基-COOHに変化する。清浄なガラス板などがあるとその表面は無電極メッキされ均一な銀の薄膜で被覆される。
反応式で書くと
2[Ag(NH3)2]NO3 + HOCH2CH(OH)CH(OH)CH(OH)CH(OH)CHO + H2O
→ 2Ag + HOCH2CH(OH)CH(OH)CH(OH)CH(OH)COOH + 2NH3 + 2NH4NO3
問3
(1) の答 分子式:(C9H16O8)n
ヒント
酢酸CH3COOH はセルロース分子中のヒドロキシ基-OHと脱水反応してエステル化する。その生成物の構造式は
(image147)
分子式で書くと
(C9H16O8)n
(2) の答 226 g
ヒント
反応式は
(C6H10O5)n + 3nCH3COOH → (C9H16O8)n + 3nH2O
セルロース145gの物質量mol は, 分子量162nから
145/162n [mol]
生成物の質量gは, 分子量(12×9 + 1×16 + 16×8)n = 252n と上の反応式から
(145/162n)×252n = 226 g