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問1の答

 ( ア. 同素体) ( イ. 大きく) ( ウ. ドライアイス) ( エ. 昇華) ( オ. 冷却材)

 ( カ. 化石)




問2の答  CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + CO2 + H2O


 炭酸カルシウムCaCO3と希塩酸HClの反応において, その化学反応式は上述のようになる。炭酸ガス(二酸化炭素 CO2)が発生する。



問3の答  

 (a) Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O


 (b) CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2


(a)石灰水に二酸化炭素を通じると白色沈殿を生じる。この反応式は次のようになる。

   Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O

 上式において,

水酸化カルシウムCa(OH)2が溶解した石灰水では, Ca(OH)2は平衡状態で電離している。

   Ca(OH)2 ⇄ Ca2+ + 2OH-

白色沈殿は

   炭酸カルシウム:CaCO3


(b)さらに二酸化炭素を通じ続けると白色沈殿が溶解する。この反応式は次のようになる。

   CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2


 上式において, 生成物の炭酸水素カルシウム Ca(HCO3)2 は水中では次式のように電離している。

   Ca(HCO3)2 → Ca2+ + 2HCO3-



問4の答   107Ag : 51.8%  109Ag : 48.2%


107Agと109Agの存在比(%)を, xとyとすると, 次式が成り立つ。

  x + y = 100  …①

  (106.91x + 108.90y)/100 = 107.87  …②

①を②に代入して変形すると,

  1.0691x + 1.089(100 - x) = 107.87

  1.0691x - 1.089x = 107.87 - 108.9

  0.0199x = 1.03

  x = 51.76 = 51.8%  …③

③を①に代入すると,

  y = 100 - 51.76 = 48.24 = 48.2%



問5の答  892 kJ


メタンが完全燃焼するときの熱化学方程式において, 反応熱をQ (kJ)とすると,

   CH4(気体) + 2O2(気体) = CO2(気体) + 2H2O(液体) + QkJ  …①

問5中の各式において, 次のように番号をつけて,

   H2(気体) + (1/2)O2(気体) = H2O(液体) + 286kJ  …②

   C(黒鉛) + O2(気体) = CO2(気体) + 394kJ  …③

   C(黒鉛) + 2H2(気体) = CH4(気体) + 74.5kJ  …④

①を変形して, ②~④を代入すると,

   Q = {CH4(気体) + 2O2(気体)} - {CO2(気体) + 2H2O(液体)}

     = [{C(黒鉛) + 2H2(気体) - 74.5} + 2O2(気体)]

           - [{C(黒鉛) + O2(気体) - 394} + 2{H2(気体) + (1/2)O2(気体) - 286}]

     = -74.5 + 394 + 2×286 = 891.5 = 892 kJ